2021.01.30
お知らせ
理事長メッセージ(2021年1月)
新型コロナウイルスによる社会環境の変化は、私たちの暮らしを直撃しています。様々な活動が自粛を要請され、私たちは不安を抱えながら「Stay Home」を余儀なくされています。
こうした中で新たな言葉に出会いました。エッセンシャルワーカー(Essential woker)です。エッセンシャルワーカーとは人が社会生活を送るうえで必要不可欠な、ライフラインを維持する仕事の従事者を指します。感染リスクと戦いながら働き続ける人々への感謝と敬意をこめて、こう呼ばれるようになりました。
医療や福祉、介護はもとより、教育、保育関係、警察官や消防士、公共交通機関の職員や電気・水道・ガスなどの公共インフラに携わる方々です。
人はひとり一人が異なる存在であり、自分だけの個性を持って生きています。暮らし方、物事に対する考え方、感じ方も100人いれば100通り。
看護や介護はその個別性を尊重して関わり、その人にとっての最善を提供することを仕事としています。
新型コロナウイルスは、これまでの私たちの社会の営みを振り返ることを求めています。大きな時代の転換点に立っていることを痛感し、改めて潤生園の存在意義を問うています。
介護を通じて人を生かし、人の暮らしを支え、人の人生を見守り、その最後の瞬間までかたわらにいて、その尊厳あるいのちを心からいとおしみながら、私たちは今日も地域の中を走っています。
どんな時も、何があっても、私たちは地域を守るために全力を尽くす、それが私たちの使命であり、誇りでもあるのです。
社会福祉法人 小田原福祉会
理事長 時田 佳代子